東金の将門ゆかりの地

私たちの町、東金にもあの有名な平将門(~940)に由来する場所があります。
地名としては市の東端に「御門=みかど」や「宮=みや」「殿廻=とのまわり」があります。

東金に伝わる将門伝説

常陸の地方役人、平良将は妻である桔梗の前が身ごもった際に占い師から「反逆児が生まれる」と告げられた。
その言葉を受けた良将によって桔梗の前は舟に乗せられ、九十九里海岸へと流れ着く。
身を隠す場所を探し彷徨い歩いているうちに桔梗の前は産気づいてしまう。
付き添って来た者が近くにあった竹を十文字に組んで川に立て、白い布をかけた。
これでこした水を産湯に使った。
しかし、赤子を抱いて桔梗の前は途方に暮れてしまう。
その姿を哀れに思った土地の漁師、七郎兵衛が生まれたての赤子を着ていた袖なしに包み、母子を家に連れ帰り世話をした。
この赤子が、成長して将門となる。天慶二年(939)農兵を率いて関東を朝廷の支配から解放し「新皇」宣言した坂東武者である。
将門が産み落とされた川が「十文字川」または「布留川」と呼ばれるようになる。
また生まれた場所の近くにかかる橋を「産前橋」と呼ぶ。
七郎兵衛は後に将門から「布留川」という姓をもらった、というのが、御門の古刹・帝立山妙善寺に残る将門伝説。

将門に由来する史跡

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